支部長挨拶

「生きる」ことと「学ぶ」こと

 東日本大震災で被災されました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 2011年度は大地震・津波・原発事故という大きな衝撃から日本社会がどのように立ち直っていけるのか、その方向性も定まらない中での開始となります。被災地の方々ばかりでなく、日本全体が言いようのない不安に揺さぶられたことを感じずにはいられません。東北や関東支部は勿論のこと、中部支部にも直接間接の被害を受けられた方々が大勢おられることと思います。喪失感を補うことは困難ですが、互いに孤独ではないことを感じあえることによって、再起への力が生まれてくることを信じたいと思います。
 大災害や大事故といった突然の不幸の前では、大切な人の命も、積み上げてきた努力も無力であることを痛感させられます。日々の勉学への意欲を喪失する学生がいたとしても不思議ではありません。しかし、「生きる」ことと「学ぶ」こととは本質的なところで繋がっているのだということ、知識は知識で終わるのではなく、より深い知恵となって、生きる力を支えてくれるのだということを、学生達には伝えてゆきたいと思います。

 混乱の中にも日常性が求められます。2011年度の中部支部も支部大会を中心とした通常の諸活動をさらに充実した形で展開する予定です。支部会員の皆様の積極的なご参加とご協力を心よりお願い申し上げます。

支部長 小宮 富子(岡崎女子短期大学)