研究会

【中部ESP研究会】

 中部ESP研究会は発足当初から、工業英語をベースにした調査研究を行ってきました。この結果はJACETのみならず、工業系あるいは、教育系の雑誌、論文集に成果を掲載することができました。

 JABEEが本格的な活動を始める以前の1999年新聞に最初にリリースされた時点で、工業教育の中で、工業英語が重要な位置を占めることになることを、JACET全国大会で最初に発表したのは、中部ESPです。

 ESP教育の概念が近年では、拡大しその汎用性に意味を持ち始めている。中部ESP研究会では、「いろいろなESP研究」を視野に入れ、啓蒙的で情熱的な活動今後も推進していくつもりです。

代表:馬場景子

※研究会等の日程は、馬場にお問い合わせください。

 


【待遇表現研究会】

 待遇表現研究会は日英語の対人関係機能の研究とその英語教育への応用を目的とした研究会です。初期の研究成果をまとめた『ポライトネスと英語教育』(2006)はJACET賞(学術賞)を受賞しました。2003年には科研費の補助を得て、日英語の初対面会話データの収録を始め、それらを対人関係構築の観点から分析した結果をJACET全国大会・支部大会や国内外の社会言語学・語用論・異文化コミュニケーション関連の学会で発表を行ってきました。2010年から更に3年計画の科研費による研究を発足し、データの収録を行っています。データ収集が出来次第その分析を行い、成果を発表できるよう努力しています。現在の定例研究会はこの研究を中心に行っていますが、文献講読も不定期に行っています。

 

 詳しい研究会の活動については「Politeness Research Group活動記録」をご覧ください。http://happy.ap.teacup.com/zunda/

代表:津田早苗(東海学園大学) 副代表:村田泰美(名城大学)

 


【国際英語と異文化理解研究会】

-編集中-

代表:吉川 寛

 


【ライティング研究会】

1.研究会の概要

 ライティング研究会は、ライティングの本質を研究し、その知見をもとに教育場面におけるライティング指導がどうあるべきかを考え研究活動を行っています。そのためライティング研究の対象は英語ライティングにとどまらず広く「書くこと」を対象とし、多角的にライティングをとらえる研究姿勢で活動しています。

 具体的な活動としてメンバーが持ち寄った文献の研究、並行して研究会のメンバーが実際担当しているライティング授業を対象とし、その授業や学習者ライティングを様々な角度から討議し、いかにライティングをとらえるべきかを中心に研究を重ねています。研究会は1~2ヶ月に1回の頻度で行っています。

 

2.活動報告

近年の活動として

 ・JACET第45回全国大会において「ライティングとは何か」

 ・第46回大会にて"A Review of Writing from Japanese Perspectives"

 ・第48回大会にて"An Analysis of Argumentative Writing from Japanese Senior High School Students"と題して連続してシンポジウムを行いました。

 

 また中部支部紀要、25周年記念論文集にライティング研究会メンバーで執筆した論文を発表しました。現在継続して研究会ではBereiter and Scardamalia (1993) Surpassing Ourselves (Open Court)を読んでいます。

代表:木村友保(名古屋外国語大学) 副代表:佐藤雄大(名古屋大学)

連絡先:kimurat@nufs.ac.jp

 


【CPHとSLA研究会】

 

1.研究会の概要

本研究会の目的は、第二言語習得における臨界期、あるいは年齢要因の影響に関する研究に理解を深め、外国語としての英語教育への臨界期仮説の適用可能性を探ることである。現在の活動は、主に第二言語習得環境のデータを基にした先行研究と、近年出始めた外国語習得環境のデータを基にした先行研究を精査するという地道なものである。現在、例会の開催は不定期であるが、長期休暇中に集中的に行なっている。

 

2.活動報告

 2004年度に活動を開始してから、まず外国語習得と年齢に関する著書(スペイン・バスク地方の外国語としての英語習得に関する著書)を輪読し、2005年度には、言語発達臨界期仮説を理解する上で重要な位置をしめる海外論文を精査した。2006年度には、設立から3ヶ年にわたる本研究例会の中間報告として『臨界期仮説(CPH)基本文献資料集』の形にまとめて公刊した。 

 その後、会員相互間で勉強会を重ねるうちに、疑問は「臨界期」仮説から生成文法の立場、形式主義と構成主義、そしてピアジェとチョムスキーの論争に行き着き、現在はMassimo Piattelli- Palmarini 編著Language and Learning: The Debate between Jean Piaget and Noam Chomsky(1980)を読んでいる。知識の私的構成的立場の構成主義をとるピアジェは、言語は認知発達段階で学習されるのでありL1獲得のための特別メカニズムはないとする。一方、チョムスキーは、言語は環境的接触から構成されるにはあまりに複雑であり、言語特有のプログラミングに基づいて言語が発達するとしている。このように、本研究会活動の基盤となる議論に立ち返って、今一度古典的論文を検討することにより、新たな展開を構築できると考えている。 

 小学校英語教育の本格的導入を迎えようとする新時代に、本研究会がことばの発達に関する理論的側面についての研究を続けることの意義を再認識し、さらにいっそうの努力を続けたいと思う。

代表:大森裕實(愛知県立大学) 副代表:鹿野緑(南山大学)

連絡先:yujitsu@for.aichi-pu.ac.jp

 


【言語アセスメント研究会】

-編集中-

代表:小宮 富子

 


【最新言語理論に基づく応用英語文法研究会】

 

1.研究会の概要

 本研究会は、最新の言語研究-生成文法理論、認知言語学、語彙意味論、機能主義言語学、コーパス言語研究等-から得られる知見を教育現場で応用できるように整形し、従来の学校文法(学習文法)では一面的にとらえがちであった文法現象や構文に対して、多面的アプローチによりその説明と導入を試みることを主目的として、2010年9月に設立された。

 従来から、同じ言語理論に基づいて一つの研究会を構成することはしばしば見受けられたが、本研究会では、すでにそれぞれの分野で(他の学会でも)研究成果を発表している中堅の研究者(いずれもJACET会員)が軌を一にして、教育現場への応用や貢献を考え、定例研究会がそのまますぐにでもシンポジウムとして通用するような密度の濃い研究会活動を志向している。

 

2.活動報告

 同一言語現象に対して、本研究会員の今井隆夫は認知言語学の視点から、北尾泰幸は生成文法理論の視点から、都築雅子と高橋直子は語彙意味論とコーパス言語学の視点から、奉鉉京は第二言語習得論の視点から、そして大森裕實は歴史言語学と機能主義言語学の視点から新しい切り口を考究する。

 2010年11月に第1回ミーティングを開催し、本格的活動の第一歩を踏み出した。設立して間もないが、2011年度のJACET第50回記念国際大会(西南学院大学)ではポスター発表が予定されている。

 なお、本会員による最近の著書に、『学校文法の語らなかった英語構文』(勁草書房)、『リィーディングとライティングの理論と実践』(大修館書店)、『イメージで捉える感覚英文法』(開拓社)等がある。

代表:大森裕實(愛知県立大学) 副代表:今井隆夫(愛知みずほ大学)

連絡先:yujitsu@for.aichi-pu.ac.jp